現代宗教研究第40号 2006年03月 発行
平成十七年度現代宗教研究所事業報告
平成十七年度現代宗教研究所事業報告
1、教化研究会議
【1】第三十八回中央教化研究会議
期 日 平成十七年九月七日(水)・八日(木)
会 場 日蓮宗宗務院
宿 舎 品川プリンスホテル本館
参加人数 一四一名
資料展示 教区教研や教化センターが作成・発行した教化資料・発行物の展示を、受付開始時刻よりおこないます。
テ ー マ 日蓮宗の教化学を考える
—教団の歴史から学ぶ平和と戦争
開催趣旨
先の戦争終結から六十周年の今年、憲法改変・自衛隊海外派遣・領土問題・有事関連法案・個人情報保護法施行、また公益法人制度見直し(宗教法人課税)など、不戦平和の国是が問われる状況にあります。
昨年末から終戦六十周年に関連した企画が、あらゆるところで取り上げられています。平和を唱えて戦争をした、かつての歴史が繰り返されるのではないか、との懸念を世間は感じ取っています。今度戦争になれば、老若・男女・国内国外の区別なく、世界規模での惨状になるといわれています。
かつて、仏教界全体が、皇道仏教を強要され、戦争に加担した歴史を持つ日本は、この節目の年に歴史から学ぶべきではないでしょうか。愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ、といいます。現実の教化の問題としても、知らない、関心がない、では済まされないのではないでしょうか。
重いテーマですが、大切なテーマでもあります。「お坊さん」がどう発言し、行動するのかを見られています。日蓮宗はどうすべきかを、あらかじめ配布します資料を参考に、話し合いの中で研究させていただきます。
開催方式
①日蓮宗現代宗教研究所伊藤立教主任による基調報告。
(A5版二七一頁資料〈宗報等抜粋〉・会議資 料を事前配布)
②パネルディスカッション
立正安国を宗是とする日蓮宗が五十年前に取り組んだ世界立正平和運動は、先の戦争に対する反省から始まった宗門運動ですが、現実は休止状態にあります。戦時下宗門の総括を基調報告をもとに今日の視点からおこない、殺すな・殺させるな・殺すことを許すな、の仏戒をもつ仏教徒が、平和と戦争に対してどう行動するかを、宗内外の種々の意見を代弁するかたちでパネルディスカッションし、参加者にもアンケート集計機で賛否を表明してもらいます。
③基調報告とパネルディスカッションを問題提起として、現宗研通年研究調査事項に連動した三分科会に分かれ、
1.現代と教学…皇道仏教問題から学ぶもの
2.教団・教化…宗制から見た戦前戦後の日蓮宗
3.現代社会…国家と宗教—戦争のない社会を作れますか?
の視点から検討し、具体的な提案にまとめます。
④全体会議で三分科会の報告を聞き、テーマ「日蓮宗の教化学を考える—教団の歴史から学ぶ平和と戦争」にまとめます。
⑤戦争が非戦闘員を巻き込む実態を、一夜で十万人が死亡した東京大空襲の現地で研修します。
⑥各教区教研会議報告書や討議資料、管区並びに教化センターで作成された教箋等の教化資料を展示し、教化情報のコーナーで宣伝します。各寺院教会結社や個人有志で発行のものは、各管区(教化センター)に委託してください。
日 程
第一日目 九月七日(水)
受 付 一〇時〇〇分
開 会 式 一〇時三〇分
基 調 報 告 一一時〇〇分〜一二時〇〇分
昼 食 一二時〇〇分〜一三時〇〇分
パネルディスカ ッ シ ョ ン 一三時〇〇分〜一四時三〇分
移 動 一四時三〇分〜一四時四五分
分科会討議 一四時四五分〜一七時〇〇分
移 動 一七時一五分
夕 食 会 一八時三〇分〜二〇時〇〇分
第二日目 九月八日(木)
朝 食
移 動 八時〇〇分
分科会討議 九時〇〇分〜一一時〇〇分
移 動 一一時〇〇分〜一一時一五分
全 体 会 議 一一時一五分〜一二時〇〇分
閉 会 式 一二時〇〇分〜一二時一五分
昼 食 一二時一五分〜一三時〇〇分
移 動 一三時〇〇分
現 地 研 修 一四時〇〇分〜一五時〇〇分
(東京大空襲・戦災資料センター)
解 散 一六時〇〇分
参加者
教区教研運営委員、或いは内容に関心がある教師(管区一名必ず参加のこと。一名以上参加ご希望の場合は、宗務所からあらかじめ日蓮宗現代宗教研究所へご一報ください)。
【2】教区教化研究会議
十一教区にて開催。日時・テーマは次の通りである。
●第二十二回北陸教区教化研究会議
五月二十七日 福井県福井市妙長寺檀信徒会館にて開催
基調講演「病みゆく子どもたち—リストカット・自殺・薬物乱用・非行・犯罪—」
水谷修氏(元市立横浜総合高校教諭)
第一部会(社会問題部会)
「私たちの身近な社会教化活動」
第二部会(青少年問題部会)
「少年少女の今—非行・薬物問題を考える」
●第二十五回九州教区教化研究会議
六月十五日〜十六日 長崎県長崎市ホテルニュ—長崎にて開催
基調講演「戦後日本の迷走と無宗教化に進む日本の未来像」
西部邁氏(元東京大学教授)
第一分科会「インターネット布教の拡充」
第二分科会「隣国韓国との教化学上の諸問題」
第三分科会「災害地における教化伝道のあり方」
●第二十九回中四国教区教化研究会議
六月二十二日〜二十三日 島根県出雲市出雲ロイヤルホテルにて開催
テーマ「青少年の教化を考える〜青少年は今、何を求めているのか〜」
基調講演「青少年の教化を考える〜青少年は今、何を求めているのか〜」
木原正壽氏(美保学園長)
分散会テーマ
①僧侶として何が出来るのか
②僧侶として何が求められているのか
第一分散会 五〇代以上の教師
第二分散会 四〇代の教師
第三分散会 二〇〜三〇代の教師
●第三十五回近畿教区教化研究会議
七月五日 大阪府高槻市高槻現代劇場にて開催
講義「日蓮宗の法号について」
野口真澄師(東京都法蓮寺住職)
実例発表「故人の法号を遺族に説明する」
発表者 東 孝信師(大阪市)
吉村常妙師(和 泉)
大岩泰英師(豊 能)
辻村行遵師(奈 良)
三好龍孝師(三 島)
パネルディスカッション「法号論究」
パネラー 森 恵遠師(豊 能)
新間智照師(兵庫東)
藤村恵容師(大阪市)
大岩泰英師(豊 能)
助言者 野口真澄師
コーディネーター 堂前貫修師(兵庫北)
●第二十九回北海道教区教化研究会議
八月二十六日 北海道札幌市サンルートニュー札幌にて開催
基調講演「北海道の日蓮宗の歴史と現代」
佐々木馨氏(北海道教育大学教授)
「過密から過疎へ…」
北山孝治師(岡山県妙楽寺住職)
全体会議テーマ「過疎問題について」
●第二十四回東北教区教化研究会議
九月二十八日〜二十九日 福島県福島市飯坂温泉山房にて開催
基調講演「『新宗教とその対策について』
—新宗門運動を見すえて」
伊藤立教師(現宗研主任)
分散会
●第二十九回中部教区教化研究会議
十二月五日 三重県四日市市じばさん三重にて開催
テーマ「戦後六十年を経て『幸せ』をかんがえる」
基調講演 石川浩徳師(現宗研顧問)
第一分科会「平和と戦争を考える」
第二分科会「私たちは何を伝えるのか」
第三分科会「家庭信行のあり方を探る」
●第十二回北関東教区教化研究会議
平成十八年二月二十二日〜二十三日 茨城県水戸市水戸プラザホテルにて開催
テーマ「教団の歴史から学ぶ平和と戦争〜平和と戦争について檀信徒と語れますか?〜」
基調講演 伊藤立教師(現宗研主任)
分散会
●第三十回山静教区教化研究会議
平成十八年二月二十三日 山梨県南アルプス市白根桃源文化会館にて開催
テーマ「新宗門運動へのアプローチ・・・
〜プランナーはあなたです〜」
基調講演「企画するということ」
石川哲也氏
第一分科会「青少年修養道場を企画する
〜若い世代へのアプローチ〜」
第二分科会「檀信徒研修を企画する
〜次世代の担い手づくり〜」
第三分科会「祖山総登詣を企画する
〜日蓮門下の信仰基盤の確立〜」
●第三十回京浜教区教化研究会議
平成十八年二月二十八日 神奈川県横浜市横浜シンポジアにて開催
テーマ「元政上人に学ぶ」
基調講演「仏教史上における元政上人」
赤堀正明師(千葉県常不軽寺住職)
「元政上人に学ぶ〜草山要路を中心と して」
高岡完匡師(香川県妙応寺住職)
分散会
●第二十三回千葉教区教化研究会議
平成十八年二月二十八日 千葉県山武郡サンライズ九十九里にて開催
テーマ「災害対応策を考える」
講演(一) 千葉県東金市中央消防署
(二) 望月是範師(新潟県妙栄寺住職)
望月是祥師(新潟県寶泉寺住職)
2、研究・調査活動
(1)左記の各プロジェクトチームにおいて、それぞれ研究・調査を進めた。
●現代と教学プロジェクト
〈松森孝雄・中井本秀・小瀬修達・齊藤政通・大西英充・讃岐英昌・山崎斎明各研究員、伊藤如顕顧問・石川教道・早坂鳳城・吉田弘信・有本智心各嘱託、(内山善行)〉
①日蓮宗における内棲宗教
②教師指導教師(師家制度)
③日蓮宗葬儀の規範
●教団・教化プロジェクト
〈伊藤美妙・宇都宮恵禎・馬島浄圭・山田孝行各研究員、井本学雄・久住謙是各顧問、影山教俊・石川修道・山田妙眞・大島豊扇・馬渡竜彦・野村環右・岩本泰寛・遠藤了暉・成田東吾・鈴木大道各嘱託、(小澤妙慧)・(常岡裕道)・(高橋謙祐)〉
①日蓮宗における男女共同参画
②宗制から見た戦前戦後の日蓮宗
③過疎地寺院再調査
④御降誕八〇〇年(二〇二一)時の社会予測
⑤IT(中央教化センター機能・データ・電子会議・現宗研HP)
●現代社会プロジェクト
〈坂輪宣政・堀江宏文・八竹成奉・武藤晃俊・中村龍央各研究員、木村勝行・石川浩徳・新間智照各顧問、石井英雄・石原顕正・牟田口義隆・小林貫誠・黒木源章・梅森寛誠各嘱託〉
①環境問題「省エネを考える日」
②宗門運動と立正平和
③生命倫理
④新宗教
●教研会議プロジェクト
〈中井本秀研究員、石川浩徳顧問、灘上智生・馬 渡竜彦・影山教俊・小澤恵修・早坂鳳城・石原 顕正・成田東吾各嘱託〉
(2)研究講座・教化学研究集会・研究懇談会を開催した。
●九月三十日、教化学研究集会を大阪府高槻市総合市民交流センターに於いて開催した。
講演「末法の導師は何故日蓮大聖人でなければならないのか」
庵谷行亨師(立正大学仏教学部教授)
●十一月二十九日、第六回教化学研究発表大会を宗務院に於いて開催した。
「日蓮聖人・小松原法難刀傷について」
石川修道師(東京都法華寺住職)
「お題目を唱える際の心のあり方」
龍澤泰孝師(山梨県法光寺住職)
「妙法を求めて—七面山参拝のおすすめ」
大森ゆきゑ氏(神奈川県延寿寺寺庭婦人)
「陸軍将官の日蓮宗信仰とその行動への影響の実例—岡田資と四王天延孝—」
坂輪宣政師(東京都妙圓寺修徒)
「全世界にひろめよう正法」
池上宗俊氏(北海道妙寿寺檀信徒)
「「宗教対話」による価値の創造」
竹内日祥師(大阪府妙見閣寺住職)
「祖書・注法華経に引用の大乗本生心地観経と霊仙三蔵の生涯」
三谷祥祁師(大阪府観世音寺住職)
「今、不軽菩薩の跡をゆかなくては」
梅森寛誠師(宮城県法運寺住職)
「一天四海皆帰妙法の秘策」
服部即明師(愛知県泉竜寺住職)
「法華経の書き下しの基礎研究」
木村勝行師(岩手県本増寺住職)
特別発表
「わが街にもあった戦争と今」
春日一彦氏(名古屋芸術大学非常勤講師)
●平成十八年二月九日、第十六回法華経・日蓮聖人・日蓮教団論研究セミナーを、講演を公開講座とし、セミナー懇談会を宗務院で開いた。
講題
「男女共同参画と日本仏教」
門馬幸夫氏(駿河台大学教授)
「分かりやすい明治政府の宗教政策」
圭室文雄氏(近代仏教史研究会会長・明治大学教授)
(3)研究発表
第五十八回日蓮宗教学発表大会にて研究発表を行った。
「日蓮聖人・小松原法難刀傷について」
石川修道師(現宗研嘱託)
「天台止観の身体観について—とくに自按摩を中心として—」
影山教俊師(現宗研嘱託)
(4)研究例会
●研究員が各自のテーマに沿って研究・調査を行い、研究発表を行った。発表テーマと発表者は次の通りである。
「日蓮宗葬儀、あるいは文化継承に関する一考察」 讃岐英昌師
「霊断師とは如何なる存在か?」 武藤晃俊師
「本覚思想と現代仏教」小瀬修達師
「近年の創価学会の動き」八竹成奉師
「超国家主義と法華経—北一輝を例に」
大西英充師
「行学林構想について」中村龍央師
「不受不施の一考察—ビルマ民主化運動を通して」馬島浄圭師
(5)現地調査を行った。
●六月二十一日、東京都港区曹洞宗宗務庁に於いて、曹洞宗男女共同参画調査を行った。
●七月六日〜七日、京都府京都市妙心寺派宗務本所 に於いて、妙心寺派師家制度調査を行った。
●十月十九日〜二十一日、山梨県早川町に於いて、 過疎地寺院再調査を行った。
●十二月八日〜九日、北海道小樽市公会堂および妙
龍寺に於いて、研究員現地研修会を行った。
3、出版・資料収集
(1)「現代宗教研究」第四十号を編集し、全教師に配付した。
(2)教団史研究資料の一つとして、各種資料より「平成十六年日蓮宗年表」を作成し、全教師に配布した。
(3)新宗教関係資料を収集し、保管した。
(4)各種伝道教化に関する資料を収集し、保管した。
(5)伝道・教化・研究に必要な図書を購入した。
(6)今年度購入・寄贈図書のコンピュータ管理のための蔵書整理とデータ作成を行った。
4、研究交流・会議
(1)六月四日、東京都杉並区佼成図書館に於いて開催された「第十三回日本近代仏教史研究会研究大会」に参加し、発表した。
研究発表「国際仏教協会の組織と活動」
大澤広嗣氏(大正大学大学院)
「藤井日達のアジア像」
辻村志のぶ氏(日本学術振興会)
「明治初期寺院明細簿にみる日蓮宗寺院 の様相」坂輪宣政師(現宗研研究員)
「近代日本における戦死者祭祀—佐賀の 乱を事例として—」
今井昭彦氏(熊谷女子高等学校)
「井上円了の初期思想について」
三浦節夫氏(東洋大学)
特別講演「宗教アーカイブズの責務と課題」
大濱徹也氏(北海学園大学)
(2)六月二十九日、宗務院に於いて第二十回「教化センター連絡会議」を開催した。会議では、各センター発行の布教・教化・伝道資料の交換が行われるとともに、センター運営に関する問題点と各センター間の交流推進について話し合われた。
(3)八月三十一〜九月二日、長野県長野市善光寺宿坊玉照院に於いて、「第十三回日本近代仏教史研究会夏期セミナー」が開催され、参加した。
研究発表「日露戦争前の宗教論争—哲治郎と円了を中心として」三浦節夫氏(東洋大学)
(4)十月六日、東京都港区曹洞宗檀信徒会館に於いて、「第四回教団付置研究所懇話会」が開催され、発表した。
テーマ「宗教研究者が集える領域づくり」
研究発表1「日蓮宗の歴史から学ぶ平和と戦争
—戦争終結六〇周年を期に戦時下宗門を総括する—」
伊藤立教師(現宗研主任)
研究発表2「臓器移植法改正について—浄土宗から 見た見解—」
今岡達雄師(浄土宗総合研究所専任研究員)
研究発表3「生命倫理研究部会の報告」
斉藤泰氏(大本教学研鑽所研鑽室長)
(5)十一月三十日、東京都中央区築地本願寺第二伝道会館に於いて、「第二回宗教と生命倫理シンポジウム」が開催され、参加した。
テーマ「いま、臓器移植法改正問題を考える」
(6)顧問会議・嘱託会議・研究員会議を開催し、研究所並びに研究のあり方などについて討議し、内容の充実に努めた。
(7)教区・管区主催の各種研究会議・研究会などに出席した。
平成十八年度現代宗教研究所事業計画案
1、教化研究会議
(1)第三十九回中央教化研究会議
●期日 九月六日(水)〜七日(木)一泊二日
●会場 宗務院
●教区教研運営委員や関心のある本宗教師の出席。
●運営会議を開き、内容を協議し、企画・運営などの要綱を決定する。会議資料を作成する。
(2)教区教化研究会議の開催運営
●全十一教区での開催運営。
●中央教研との関連を踏まえ、各教区・管区で教化の現場に関連するテーマを企画し、教化研究の充実を図る。
●教研運営委員と協議し、地域の独自性を加味し、企画・準備・運営に取り組む。
2、研究部門
(1)日蓮教学の現代化。中央教研や教化学研究発表大会の成果を踏まえ、研究員を中心に教学の現代化について研究を行う。
(2)教化学の研究。第七回教化学研究発表大会を開催し、教化のあり方、現代教化の方策を研究する。必要に応じて、教化学研究集会を開く。研究発表を通じて、中央教研と教区教研との交流をはかる。
(3)教団論の研究。第十七回法華経・日蓮聖人・教団論研究セミナーを開催し、現代の諸問題と教学・教化について研究をすすめる。
(4)新宗教研究。法華系新興教団を中心に、研究を行う。
(5)立正平和運動の研究。新宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」における立正平和運動の位置づけと、『立正安国論』奏進七五〇年(平成二十一年)の意義を考える。
(6)教団史研究。明治以降の近代日蓮教団史を中心として、他教団との関わりについて研究する。
(7)研究例会。研究員各自のテーマをそれぞれの立脚点として、研究を継続し、成果を発表する。
(8)現宗研ホームページサイト上の「日蓮宗教化センター」を運用する。また、諸資料のデータベース化、各種事業の公開など新たな布教伝道方法を研究する。
(9)「仏教各宗教化関係研究機関連絡協議会」「教団付置研究所懇話会」「日本近代仏教史研究会」への参加。
(10)その他
3、調査部門
(1)お題目総弘通運動総括全教師アンケート結果をもとに、今後の教団のあり方を調査する。
(2)全女性教師アンケートの結果をもとに、男女共同参画にかかわる問題を調査する。
(3)必要に応じてアンケート調査・現地調査を実施する。
(4)その他
4、資料部門
(1)小樽問答満五十年を期に、昭和三十年日蓮宗宗務院発行『創価学会批判』を覆刻する。
(2)各教化センターとの教化研究、布教資料などの交流を図り、収集に努める。
(3)図書を購入し、コンピュータにより蔵書を管理する。
(4)視聴覚資料の購入・保管。
(5)各種教化資料を収集し、保管する。
(6)創価学会・顕正会など法華系新興教団に関する資料を収集し、保管する。
(7)「現代宗教研究」第四十一号の発行。
(8)平成十七年日蓮宗年表の発行。
(9)教化シリーズの発行。
(10)その他
5、会議
(1)教化センター連絡会議を開催し、四十四教化センター間の交流、情報交換などを行う。
(2)教区教化研究会議連絡会議を開催し、各教区の教研運営委員とともに各教区教研間の協力と調整を図り、一層の充実を目指す。
(3)顧問会議・嘱託会議・研究員会議の開催。
(4)その他