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お知らせ

記事公開日:2020年12月02日

いのちの共生を考える 新型コロナ時代における社会の在り方

【講演】
いのちの共生を考える  新型コロナ時代における社会の在り方

【主催】
(公財)全国青少年教化協議会・臨床仏教研究所

【共催】
(公社)全日本仏教婦人連盟・(公社)日本仏教保育協会

【日時】
2020年11月18日(水)13時00分〜16時00分

【場所】
東京グランドホテルまたは、動画共有サイトVimeo

【講演者】
[基調発題]
大井玄(東京大学名誉教授・公衆衛生学者・臨床仏教研究所アドバイザー)
「いのちの共生」

[活動事例発表]
臨床仏教師 数名

​【趣旨】
新型コロナウイルスCOVID-19の大流行は、私たちの生活様式を変えつつあります。私たちは、地球の長い歴史を通じてさまざまな微生物と共生してきました。パンデミックに関連するヒトと感染症のかかわりの歴史を顧みると、まさに「無常」「無我」「相依相関」という釈尊の説かれた存在の関係性がつねに成り立っていることを痛感します。今日起っている新型ウイルスの流行や環境問題等は、私たちがさまざまな「いのち」の中で生かされていることを感じ、地球上のすべてのいのちを慈しみ尊ぶ姿勢の重要性を示唆しているようです。「いのち」のつながりを感じ、子どもたちの豊かな未来のために、大人や社会が実践し伝えていけることは何か、考える機会としたいと思います。

【コメント】
基調発題では、公衆衛生学者である講師より微生物やウイルスとヒトが紡いできた歴史についての講演があった。
「ヒト」だけではなく、動植物や微生物、ウイルスもまた、さまざまないのちとのかかわり合いの中で生きている。そのかかわり合いは非常に多様で複雑で互いに絡み合っている。また「人間」としての我々も、他者とのかかわりがあってはじめて生かされているということに気付く。
しかし、新型コロナウイルスによって、生活様式をはじめ、人々の関係性や心の状態は変化している。心のケアをはじめとして、さまざまな社会問題に取り組む臨床仏教師による詳細な活動事例が報告された。