記事公開日:2019年11月24日
第35回金沢がん哲学外来「スピリチュアルケアを考える」
【シンポジウム】
第35回金沢がん哲学外来〜北陸三県がん哲学外来合同シンポジウム記念講演会〜
「スピリチュアルケアを考える」
【主催】
金沢がん哲学外来、金沢大学附属病院緩和ケアセンター
【日時】
2019年11月24日 13時~16時
【場所】
金沢大学附属病院宝ホール
【講演者】
[報告者]
梶山 徹(北野病院緩和ケア科)
山田 圭輔(金沢大学附属病院緩和ケアセンター)
大下 大圓(飛騨千光寺/日本臨床宗教師会)
[コメンテーター]
竹川 茂(富山県立中央病院緩和ケア科)
宗本 義則(福井県済生会病院外科)
岡本 理恵(金沢大学公衆衛生在宅看護学)
【趣旨】
金沢がん哲学外来とは
がんに対する様々な不安、心の相談行います 年間4回程度外来開催
あなたは、医師から「あなたの病気は『がん』です」と告知されたら何を考えますか。
がんに対する恐怖や不安のみならず、家族のこと、家計のこと、長い治療に耐えられるのかなど考え出したら、きりがありません。
「金沢がん哲学外来」は、こうした率直な「あなたが抱える悩み、不安、思い、願望」などを直に聞いて、「解消」出来る道を一緒に探し「医療の隙間」を埋めるための活動です。
金沢がん哲学外来は、がんを患う本人だけでなく、その家族の方々などがん患者を支える方々の心の相談を行います。
(金沢がん哲学外来HPより抜粋)
当日は金沢がん哲学外来の活動のうち、北陸三県がん哲学外来合同シンポジウム記念講演会として、「スピリチュアルケアを考える」とのテーマのもと臨床宗教師として飛騨千光寺の大下大圓氏も迎えられ行われた。
【コメント】
講演者の梶山氏も大下大圓氏のもとでスピリチュアルケアを学ばれており、また登壇者の勤める病院では臨床宗教師の研修も受け入れられ、もっと臨床宗教師が増えてほしいとの言葉も聞かれた。終末期や緩和ケアの場で勤める医療者から、臨床宗教師や僧侶にかけられている期待が改めて感じられた。