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お知らせ

記事公開日:2019年03月13日

第2回地域寺院倶楽部シンポジウム

【シンポジウム】
第2回地域寺院倶楽部シンポジウム
まちに開く、まちを拓く —地域をつくる寺院の姿—

【主催】
大正大学地域構想研究所・BSR推進センター

【日時】
2019年3月12日 15時~17時30分

【場所】
大正大学1号館2階 大会議室

【講演者】
[事例報告]
佐々木教道師(日蓮宗妙海寺住職・千葉県勝浦市)
馨敏郎師(真宗大谷派蓮福寺住職・静岡県掛川市)
筒井章順師(浄土宗湯川寺副住職・北海道函館市)

[コメンテーター]
星野哲氏(立教大学社会デザイン研究所研究員)

[司会]
小川有閑師(大正大学地域構想研究所・BSR推進センター主幹研究員)

【趣旨】
お寺にはまちを元気にする潜在力がきっとある。
そんな熱い思いを形にすべく、大正大学地域構想研究所ではBSR(仏教者の社会的責任)推進センターを設置し、2017年3月「地域寺院倶楽部」をスタートさせました。
日本中の、地味だけれども地道に〈まちを拓く活動、まちに開く活動〉をしている寺院・僧侶を取材する会報誌『地域寺院』を毎月刊行。「あ、これだったら私も真似してみようかな」、「ほかのお寺も悩んでいるんだ」と、会員間でエンパワーし合えるような情報発信をしています。
取材をした寺院・僧侶のお話を、より深くお聞きする場として、昨年2月に「開かれた寺院の活動」をテーマにシンポジウムを開催。100名近い参加者とともに、これからの寺院の在り方を考えることができました。
無理をしないことや僧侶自身が楽しむことが継続の秘訣、檀家さんへの根回しが行事を成功させるには不可欠といったまさに実践知、また、苦労話や失敗談など等身大のお話も聞くことができ、寺院と地域社会がどうすればうまくつながることができるか、各参加者が自分自身の現場に照らし合わせて、深く考える時間になったように思います。
そして今年は「まちに開く、まちを拓く —地域をつくる寺院の姿—」というテーマで、2回目のシンポジウムを開催する運びとなりました。(大正大学地域構想研究所の案内文(小川有閑師)より抜粋)

【コメント】
今回で2回目となる地域寺院倶楽部シンポジウム。
大正大学地域構想研究所・BSR推進センターでは、Buddhist Social Responsibility(仏教者の社会的責任)の概念の下、日本各地に存在する仏教寺院を、文化、教育、福祉、防災における地域資源とみなし、地域創生に寄与する寺院の社会参加のあり方を収集、分析をすることで、寺院の潜在的役割の見える化をめざし(HPより引用)、『地域寺院』などの刊行物や、このようなシンポジウムにより、その成果の発信が行われています。
今回は、千葉県勝浦市妙海寺の佐々木教道師による「菩薩づくりでまちづくり」の地域との共働の事例、静岡県掛川市蓮福寺の馨敏郎師による掛川市と市仏教会との花まつり連携の事例、北海道函館市湯川寺の筒井章順師によるコンセプト「結」に基づく地域に開かれた寺院の事例が報告されました。
その後パネルディスカッションに移りさらに深掘りした話がされていましたが、どの寺院も「お寺のため」ではなく、地域の強みと問題を見定め、地域と連携していることが強調されていました。