記事公開日:2018年10月23日
セミナー「教えを広め 信頼関係をつなぐ これからの寄進のかたち」
【セミナー】
「教えを広め 信頼関係をつなぐ これからの寄進のかたち」
【主催】
寺院活性化研究会 九州
【日時】
2018年10月22日 12時30分~17時
【場所】
無量山 西法寺(福岡県北九州市八幡西区町上津役西4-9-34)
【講演者】
[趣旨説明]芝原祥三(寺院活性化研究会代表・鹿児島県感應寺住職)
事例紹介「懇志活動は教化活動」・寺院拝観
西村達也氏(西法寺住職)
事例紹介「若手女性宮司のクラウドファンディングへの挑戦!」
佐藤美波氏(福母八幡宮宮司)
講義「人と参加を拓くファンドレイジング」
永田賢介氏(ファンドレイジング協会九州チャプター共同代表、認定NPO法人アカツキ代表理事)
「(参加者参加型ミーティング) お寺におけるファンドレイジング」
ファシリテーター:松本紹圭氏(未来の住職塾塾長)
[司会]森下恵王(寺院活性化研究会幹事・宮崎県立正寺副住職)
【趣旨】
再建や修復寺業、諸活動など、寺院運営には資金が必要です。
寄進寺業が、 単なる資金調達に終始せず、教化活動や信頼関係の構築につながれば素晴らしいことでしょう。
このセミナーでは、非営利活動における資金調達として現在注目されているファンドレイジングや、 寺院、神社などの先行事例から、これからの寺院の寄進のあり方について考えます。(開催案内より抜粋)
【コメント】
宗派を超えた僧侶が一堂に会し、毎回テーマに基づいてセミナーや寺院拝観等を行っている寺院活性化研究会の会合。
今回のテーマは「寄進」であり、金銭的な内容が関わってくるテーマとなります。
デリケートなテーマでもあるため、まさに「寄進・寄付・布施」など、仏教界でそうしたことをテーマにする会はあまり多くないのではないでしょうか。
しかし、セミナーの話の展開としては、単に「資金の最大化」ということになるのではなく、寄進をいただいた後の「更なる関係構築」ということに目線が向けられており、寄進を勧募するに至るまでの考え方や、寄進をいただいた後の行動への移し方など、日常いただくお布施なども含め、全体の動線を見直すことにもつながり、むしろ宗教法人として、こうしたテーマを検討することは非常に有意義なことであると感じました。