記事公開日:2017年12月19日
LGBTとALLYのためのHappy Ending CAFE
【シンポジウム】
LGBTとALLYのためのHappy Ending CAFE
【主催】
(株)ハウスボートクラブ
【日時】
2017年12月17日 16〜18時 セミナー
18〜21時 交流会
【場所】
江東区住吉2−2−4 ブルーオーシャンカフェ
【講演者】
[報告者]
松田 英秀
[コメンテーター]
中村隆敏氏 (公認会計士 ファイナンシャルプランナー)
【趣旨】
現在、社会的には、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)をはじめとする様々なセクシュアルマイノリティについて認知されつつあり、ALLY(セクシュアルマイノリティを理解、支援する人)の人々も現れてきた。
社会の変化の中で一歩進んでLGBTとALLYの人達にとって新しい課題となるであろうLGBTのライフエンディングについて考える。
【コメント】
全6回(2017.9〜2018.2)開催のセミナーの中でこの度はLGBTの方たちのライフプラン、特に保健についての講習であった。
参加者 25〜27名
交流会 15〜17名 ※途中退席者あり
「知っているようで知らない生命保険」、殊に同性婚の人達のライフエンディングについては、法律制度上の壁が多くあり、例えば死亡保険の受取人になりにくい、とか法定相続人になれない等々困難がある。
現在、社会の中では企業において各社独自に動きが起きている。
(例)
福利厚生に同性パートナーも適用
携帯電話にファミリー割引適用
航空会社マイル適用
銀行関係 みずほぎみずほ銀行ではパートナーシップ証明書提出で配偶者とみなし、家族ペア返済や収
入合算が可能
楽天バンクは証明書提出不要でペアローンが可能
保健関係 損保ジャパンは平成30年より同性パートナーを配偶者として補償
殆どの生命保険会社で保険受取人契約手続きが簡素になったがそれでも、後のトラブル回
避のため公正証書などを用意しておく必要がある。請求時に死亡診断書が必要だが医者は
血縁の家族に原則として渡すためになど
相続 同性パートナーは法定相続人ではないので相続税の対象となり2割高となる
以上のようなセミナー内容だったがLGBTの方達にとっては、まだまだ生きにくい社会であると改めて感じた。
交流会にも参加したが、皆さん非常に前向きに生きておられ、各自の立場で世の中に理解して貰えるように積極的に頑張っていると感じた。