【シンポジウム】
2017 第１回　過疎問題連絡懇談会

【主催】
過疎問題連絡懇談会

【日時】
２０17年5月19日　13時～16時

【場所】
真宗大谷派しんらん交流館

【講演者】
藻谷浩介氏（日本総合研究所　主席研究員）

【趣旨】
過疎問題という共通の課題をもつ異なる宗派が一同に会し、共に問題解決へ向けて取り組むことを目的として設置されました。共に情報を共有し、議論しあうことで活動へと展開し、お寺のより良い未来のために取り組んでいけるような会となることを目指しております。
（案内文抜粋）

【コメント】
イメージや空気と事実は違うという言葉がとても印象的でした。日本で空き家が最も多い都道府県は、圧倒的に東京であり、地方ではほとんどない。いかに一般的なイメージや空気に思考が流されやすいのかを考えなければならないのだろうと思います。少子高齢化の急激に進む日本において、人口動態の実質的な数で見れば、都市部においても危うい状況があり、問題に向かう時にはイメージにとらわれずに事実を見て思考することが重要なのでしょう。様々な地域の動態を見ていくうちに、安定した地域社会を保つのは、その土地の人々が持つあたたかい縁なのではないかと感じます。人の集える場を持つ寺院は、その場を開いていくことで、地域社会に貢献しうる可能性は大きいのではないかと思われます。