東日本大震災第13回忌に対する追悼 2023年03月 発行
東日本大震災第13回忌に対する追悼
平成23年3月11日14時46分、東北地方を中心とした東日本に甚大なる被害をもたらした大震災から今日で12年が経過しました。
第13回忌を迎えて、失われた数多の命がいまも安らかであることを祈り、諸霊位に対して追悼の誠を捧げます。
あの日、突如として強大な自然の猛威によって、愛する家族や親しい人と引き裂かれ、家や故郷を失い、大きな喪失感や悲嘆と向き合うことを強いられた方々は、今もなお行き場のない苦しみを抱えられておられます。
復興も進み、インフラも整備され、被災地には新たな時間が流れ始めております。我々日蓮宗僧侶は、眼前に映る復興にとどまらず、被災者が心の内に抱える苦しみに寄り添い続けたいと思います。
被災地の皆様の心が、一日も早く穏やかなることをお祈り申し上げます。
合掌
令和5年3月11日
日蓮宗宗務総長
日蓮宗災害対策本部長
田中 恵紳