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お知らせ

記事公開日:2018年11月19日

法華塾第12期第3回「なぜ今、お題目なのか?」

【シンポジウム】
法華塾第12期第3回「なぜ今、お題目なのか?」

【主催】
法華塾運営委員会

【日時】
2018年11月19日~20日

【場所】
池上本門寺 朗峰会館

【講演者】
[パネリスト]
藤尾総允氏(臨済宗建長寺派  横須賀市独園寺住職)
松本智量氏(浄土真宗本願寺派 八王子市延立寺住職)
青木隆興氏(高野山真言宗   大阪市興徳寺住職)
[コーディネーター]
吉田尚英氏(法華塾運営委員  大田区永寿院住職)

【趣旨】
なぜ今、お題目なのか?

日蓮聖人は末法救済のためにお題目を遺してくださいました。
私たちはどのようにお題目を唱えれば救われるのでしょうか?
お題目を唱えていない人々は救われないのでしょうか?
「立正安国・お題目結縁運動」開花のときを迎え、
『なぜ今、お題目なのか?』を見つめます。

法華塾とは
真の仏道を求めて、釈迦仏・法華経を仰ぎ、日蓮聖人を師として集う者たちが、
年齢・性別・経験を超えて、語り合い、論じ合い、学びあう「共育の場」です。

日程と内容
1日目は特別講師により「外から見たお題目」についての講義と、法華経修行の正行である唱題行、
2日目の「お目覚めタイム」では『なぜ今、お題目なのか?』というテーマについて、
参加者全員で発想し、発言し、「三人寄れば文殊の知恵」を体験していただきます。
(HP抜粋)

【コメント】
初日のディスカッションでは、各パネリストより活動内容や日蓮宗の唱題について感じていることなど発表いただいた。また、日蓮宗僧侶に対するイメージとして、
・日蓮宗の僧侶は「声が大きくパワフル」である。
・自身の宗派では導師が檀信徒に背を向け、救う人と救われる人がはっきりと分かれるが、日蓮宗では僧俗ともにお経を唱えて皆で法要を行う印象がある。
・唱題行はチャンティングメディテーション(詠む瞑想)に近いのでは。
といった意見が述べられた。
藤尾師の「僧侶が社会において、人々に仏弟子としての生き方を身をもって示すことにより、世の中が変わっていくのでは」という言葉に触れ、私も檀信徒や地域の方々に見られていることを意識し、僧侶としての自覚をもって日々の生活から姿勢を正さなければと痛感した。
また、ディスカッション後には菅野猊下による唱題行の実践があり、お題目に浸り心を静める貴重な時間をいただいた。
翌日は、『今、唱題を考える』をテーマに、運営委員の桐谷征一師によるマンダラ法会議が行われた。参加者それぞれが意見を述べ、感じたことをラベルに書き起こし、模造紙に張り付けて全ての項目がつながり合う「図解マンダラ」を作成した。唱題の功徳やご利益、唱題の意味と作法、伝道継承、対社会的役割など広範囲にわたって意見が述べられ、改めて唱題を見つめなおす良い機会となった。