記事公開日:2017年10月07日
「生と死」研究会第16回例会
【シンポジウム】
「生と死」研究会第16回例会
諸宗教の死生観と看取りの実践
【主催】
東洋英和女学院大学死生学研究所・(公財)国際宗教研究所
【日時】
2017年10月07日 14時40分~17時50分
【場所】
東洋英和女学院大学大学院
【講演者】
[報告者]
高瀬顕功氏(大正大学地域構想研究所BSR推進センター助教・浄土宗法源寺副住職)
奥原幹雄氏(金光教気仙沼教会副教会長・臨床宗教師)
山田弘子氏(GLA理事 東京本部担当)
井口清吾氏(上尾中央第二病院副院長兼ホスピス病棟長)
[司会]
渡辺和子氏(東洋英和女学院大学教授・死生学研究所所長)
【趣旨】
伝統仏教系、神道系、新宗教系という3つの枠組みの中から報告者が選定され、「諸宗教の死生観と看取りの実践」について報告とディスカッションをし、様々な宗教者の持つ死生観とそこからくる看取りや社会活動への実践態度や活動をつまびらかにしていくことで、死生観や実践への理解を深めていく。
【コメント】
それぞれの報告者からは、「浄土宗の死生観と死者供養」、「金光教の死生観ー生きても死にても天地は住家」、「人間を魂としてみる死生観に基づく葬制と看取り」、「医療現場での取り組み」というそれぞれの題で報告がなされました。様々な宗教の死生観を同時に学べる機会は貴重なものでありました。また実践報告やディスカッションからは、様々な死生観が同時に存在していても、その真摯な想いから生まれてくる「祈り」の重要さというものは、共通的に認識されたように思われました。