記事公開日:2017年02月03日
高齢化する社会をデザインするワークショップ
【シンポジウム】
高齢化する社会をデザインするワークショップ「高齢社会において宗教が果たせる役割は何か?」
【主催】
Akita Age Labo
【日時】
2017年2月2日 13時~20時
3日 9時〜13時30分
【場所】
五城目町地域活性化支援センター
【講演者】
〔ゲストスピーカー〕
秋田光彦氏(浄土宗大蓮寺住職)
工藤尚悟氏(東京大学)
【趣旨】
高齢化・人口減少社会において宗教が担うことのできる社会的機能について議論する。
タイやベトナムにおいては仏教寺院が、マレーシアやインドネシアにおいてはモスクが高齢者にとって交流や安息の場として機能している。一方、日本国内においては、お寺は主に葬儀や法事の管理主体に変容しているとさえ言われ、本来持っていた人々の交流の場としての社会的機能が衰退している。
今後、高齢化が地方において一層に顕在化し、地域への帰属性の高い住民割合が高くなる状況に対して、宗教があるいは宗教施設がコミュニティの中で果たすことの出来る役割を模索し、その実現のための行動を起こす時が来ているのではないか。
本プログラムでは、参加者それぞれの課題意識・実践事例を共有し、対話を通じて宗教の果たせる役割・あるべき姿、その実現のためのアクションを描き出す。(https://peraichi.com/landing_pages/view/aal-religionistより抜粋)
【コメント】
高齢化、人口減少が日本一進む秋田県において、地域の方々と宗教者とが話し合いの場を持ち、ともに未来を模索するという時間は大変意義深いものであった。
まずは過去の歴史・ものがたりを学び直し、それに基づいて現在を見つめ、そこから未来をデザインしていくべきである。そして、古くからその土地に根ざし、人々の思いを繋いできたお寺は、その学びの場、地域との対話の場として役割を果たすべきである、という提案がなされた。